プラントエンジニアという仕事

仕事

こんにちは。橋場です。
本日は私の前職に関するお話です。

私は前職は発電所のプラントエンジニアとして9年ほど従事しておりました。

発電所といってもいろんな方式がありますが、原子力発電と(石炭)火力発電に関わってきました。
いわゆるベースロード電源と言われるやつです。

さて、プラントエンジアとはどういう仕事かというと!

・・・・プラントの調整屋さんです。

お客さんや協業先、技術屋とスケジュール、コスト、品質含めてプロジェクトが完遂できるようにあらゆる調整を行います。いわゆるプロジェクト管理です。

関わるプロジェクトの多くがEPCという設計(Engineering)調達(Procurement)建設(construction)までの取りまとめでしたので、機械の知識はもちろんですが電気、土建、化学まで本当に多くの分野の知識が必要になります。

初めの3、4年くらいはいろんな専門分野の人と話をスムーズに行うことも難しく、勉強することが非常に多かったです。
ですが、逆に言えば様々な知識を得ることができ、どんどん話ができてプロジェクトを前に進められるようになっていくことが面白かったです。

そんなプラントエンジニアをやっていて感じたことは、調整するためには何でも決めていくことが重要ということです。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、調整する時に周りの意見を聞いて周りがベストだと思う方法を良いとこ取りで調整したいと思うことはありませんか?
しかし実際のところはそれでは上手くいかないことが多くありました。誰かの意見を取り入れると他の誰かの意見に反対することになるからです。もちろん話を聞くこと自体は非常に重要だとは思いますが、聞くだけでは答えはいつまで経っても見えません。

まずは自信を持てる方向性を示して、どういう方針で進めるかを打ち出したうえで意見を引き出すことが重要であり、特に目上の知識も経験も多い技術屋の人と直接調整を行う際には欠かせないものであることを痛いくらいに感じました。

しかしながら、ボイラ、タービン、ポンプ、水処理、マテハン、煙突、冷却塔、港湾設備などなど様々な専門技術の人たちとプロジェクトに参画できた経験は様々なことで役に立っていると感じることも多く、今でも非常に感謝しております。

多分根本的にいろんな技術に触れて理解することが好きなんだと思います。

これからも一つ一つ勉強しながら皆さんに感謝の心を持ちながら邁進したいと思います。

もう少し細かい話もしたいところですが、結構忘れていることもあるのでボロが出ない範囲内で今後も書いていきたいと思います。

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Posted by HashibaYu