英会話で学んだこと(リズムと発音)
Sup?
米国進出に向けて休み休み英会話学習に取り組んでいる細井です。
さて今回は英会話学習を通して学んだことをお伝えします。
まず私の英会話の学習歴、
- 英会話教室:半年(週1回の対人レッスン+週5で発音の宿題)
- 英語の記事を読む(表現力や語彙力の強化):約3カ月(週1ページくらい)
以上
こんな感じの学習歴なのでこれから英会話を学ぶ人以外には当たり前すぎる内容かもしれません。
すでにある程度英会話を学んでいる方は他の私のどうでも良い記事を読むことをおすすめします。
これから英会話を学ぶ人や学び始めた人は是非この先を読んでみて下さい。
まず英会話はリズムが重要です。日本語はあまりリズミカルな言語ではないですが英語スピーカーはリズムで文の意味を理解してるっぽいです。
英会話では文章と文章の間に一息入れてスピードのリズムを作ります。さらに文章内の各分節と各分節の間にも少し短い一息を入れて文章内にもスピードのリズムを作ります。
そして1つの文節には必ず伝えたい目的に合わせて1単語だけを強調します。そうして文節内に強弱のリズムを作ります。強調したい単語は気持ち少しゆっくりはっきりと発音するイメージです。
例えば、
I like football and enjoy both playing and watching it.
(私はサッカーが好きで、プレイするのも観戦するのも楽しみます。)
という文章は3つの文節に分解されます。
I like football
and enjoy both playing
and watching it.
です。そしてそれぞれの文節で伝えたいことに応じて強調される単語が1つ決まります。
上記の場合、
football, playing, watching
です。
さらに単語にもリズムがあります。各単語には強調する母音(アクセント)が必ずあります。
Football playing watching(太文字がアクセント)
アクセントによって単語に強弱をつけることで単語にリズムを作ります。
このように英会話では文章や文節の切れ目にスピードのリズムを作り、文節内と単語内のそれぞれのアクセントで強弱のリズムを作るのです。
さっそく先ほどの文章を文節の間に小さな一呼吸を入れて強調したい単語をゆっくりはっきり発音して文を読んでみて下さい。(/で一呼吸おいて太文字はアクセントを意識しつつゆっくりはっきり発音)
I like football/ and enjoy both playing/ and watching it.
なんか英語っぽくなったでしょ?笑
なんぼ正しい英文を話していても日本語のリズムのままでは英語スピーカーにとってはいつもと違うリズム(カタコト)に聞こえるので理解するのが大変です。場合によっては論点が伝わらないストレスが発生するかもしれません。
さらにややこしいことにandは文章内ではdを発音しません。しかもandに続く単語が母音から始まる場合はnと次の単語の先頭がくっつく化学反応が起きます。例えば、上記のand enjoyは英会話では(アンド+エンジョイ→アンネンジョイ)の化学反応が起きます。
こうやって英文をリズミカルに話せるようになれば英語スピーカーがストレスなく聞き取ることができると思うので英会話できると豪語しても良いと思います。(私はまだ無理です)
次は発音。
よくLとRとかBとVの違いが日本語スピーカーには難しいとか言われますがこれは本質ではないです。
そもそも日本語と英語では発音方法そのものがまったく違うからです。
まず人が発声するメカニズムは、
- 空気を振動させて音を発生させる
- 発生した音を響かせる
- 響かせた音のエネルギーの解放を制御して声にする
だいたいこんな感じです。
この発声メカニズムを実行する器官の使い方(=発音方法)が日本語と英語では全然異なります。
表にするとこんな感じです。
日本語 | 英語 | |
1.空気を振動させて音を発生させる | 声帯 | 声帯またはスルー(無音) |
2.発生した音を響かせる | 口腔+鼻腔 | 声帯またはスルー(無音) |
3.響かした音の解放を制御して声にする | 唇と舌の動き(小さめ) | 唇と舌の動き(大きめ) |
解説していきます。
まず”1.空気を振動させて音を発生させる”ですが日本語はすべての音に母音がついているので必ず声帯で音を発生させます。
英語の子音には声帯で音を発生させないものがあります。(無声音ってやつ)
次に”2.発生した音を響かせる”ですが日本語は口腔+鼻腔で音を響かせるのでクリアではっきりした音になります。
「あー」
みたいな感じです。
英語では口腔+鼻腔では音を響かせずに喉の奥で発生した音の振動をそのままアウトプットします。
「あ゛ー」
みたいに声帯で振動している空気をそのまま吐き出すような感じです。
無声音の場合は声帯で振動させないので肺の空気をそのまま吐き出す感じです。
最後に"3.響かした音の解放を制御して声にする"ですが日本語は口腔+鼻腔で響かせた音を唇と舌の動きで発声します。
口腔+鼻腔で音を響かせているからなのか日本語はあまり唇を動かさなくても発音できてしまいます。
英語の場合は母音は声帯で響かせた音を唇の形で声にするイメージです。
例えば声帯で「あ゛」と響かせながら、口を横に大きく開く発音(Japanの真ん中のa)や、あまり口を開かない発音(Japanの最初のaでシュワって呼ばれるやつ)などです。
子音は響かせた音や響かせずにスルーした空気(無声音)を舌と唇の動きで制御して声にします。
例えば舌を歯の裏に軽く当ててひっこめる発音(Unitedのt(無声)とd)や、上唇を下の前歯に引っ掛ける発音(favorのf(無声)とv)や、上下の唇を閉じて解放する発音(bebopのp(無声)やb)などです。
Tips:
米国ではbetterやwaterなど母音に挟まれたt(本来は無声音)は同じ舌の動きをするdの発音になります。なんでかわかりませんが関東弁と関西弁の違いみたいなものでしょう。
例)エリアによる発音の違い
- 英国:ベター → 米国ベダー
- 英国:ウォーター → 米国:ワダー
- 関東:そうだ → 関西:せや
- 関東:ちがう → 関西:ちゃう
このように英語の発音を理解できたらBとVを同列に並べること自体が本質ではないことに気づくと思います。
BもVは日本語ではビーで表現されるので似てる印象を受けますが、英語ではBに似ているのはPで、Vに似ているのはFです。
以上が私が半年ちょっとで英会話のリズムと発音について学んだことです。リズムと発音を意識できるようになれば後は表現力や単語力を鍛えて場慣れするのみです。
今後は表現力や単語力は座学で学びつつリズムと発音を鍛えるために英会話を実践する機会を増やしていこうと思います。
See you around!