インサイド・セールスの1日
どうも福山です。
今回は私が弊社で担っている業務についてお話をしようと思います。
私は現在「インサイド・セールス」業務を担っており、業務内容を簡単に説明すると内勤型営業のことで主に電話やメールによる非対面での営業活動およびポジションのことを指します。
上の文面だけ読むと、「テレアポ!!」と思われるかもしれませんが、"テレアポ”と"インサイド・セールス"は大きく違い、目的とアプローチ方法が異なります。
ここで簡単にテレアポとインサイド・セールスの違いを整理しますね。
テレアポ
・アポイント取得を目的に電話を利用し営業を行うこと
インサイド・セールス
・顧客課題の顕在化のサポートを目的に電話・メールを利用し営業を行うこと
目的が異なるので必然的にアプローチ方法が違ってくるとご理解いただけたと思います。
インサイド・セールスは顧客の育成(リードナーチャリング)が基本姿勢となるので、非対面の中でお客様の信頼を勝ち取り、頼りにしていただける存在とならなければいけません。また、中長期的に良好な関係を維持していくので心の底からお客様の悩みを共感し寄り添った対応が不可欠になります。
インサイド・セールス担当者はそれぞれ価値観が異なると思いますが、私がお客様対応する中で心がけているのは「顧客理解」です。
なぜ顧客理解に軸足を置いているかというと、解像度高く顧客理解をしなければお客様の悩みを共感することができないからです。
共感してはじめて本当の課題解決ができると考えています。
それでは具体的にどのような1日を送っているのかをお話します。
1.業務開始前の心の準備
・業務の目的に立ち返る(WHY)ー日本の製造業の活性化、中小製造業様のDX化促進
2.本日対応するお客様の選定
・新たに問い合わせのあったお客様、昨日電話しつながらなかったお客様、日程調整していたお客様
3.電話前の準備
・お客様のwebサイトを確認し、事業内容・拠点数・取り扱い製品・保有設備・従業員数などをチェック
・自分なりにお客様の製造フローをイメージ
4.電話
・お困り事の確認
・実現したいことの確認
・ペインポイントの真因を特定するための質問
・IT化、DX化を推進する担当者様のお悩み相談
・経営者様の経営課題や財務課題の相談
5.メール
・電話終了後にメールでのフォロー
・電話で確認したことのまとめを文面で整理
・動画や資料の提供
6.1日の活動量の確認
・トータルの電話件数の確認
・お客様とのコネクト数、非コネクト数の確認
・アポイント件数(商談)の確認
1日の大まかな流れは以上となります。
日々、同じことを繰り返し行うので時にはマンネリを感じることもありますが、初対面・非対面でお客様が頼っていただけた時や継続的に頼りにしていただけた時はインサイド・セールス担当として喜びを感じる瞬間です。
すごく地道で忍耐力のいる業務ですが、全国各地の多様な業種の方とたくさんの接点を持てるので、すごく勉強になります。
また非対面なので、お客様のUX(顧客体験)を高めるためには声量・声色・音程の高低・会話速度・レスポンスなど細部にこだわる必要があり、セールススキル向上には最高のポジションです。
テクニックのことを語りましたが、一番大事なのはお客様に対する「熱意」と「安心感」です。
お客様が心地良いと思う適切な心の距離感を保ち(馴れ馴れし過ぎず、よそよそし過ぎず)、真正面から誠心誠意向き合う姿勢がテクニックよりも重要です。
これからもお客様の課題解決のため、たくさんの経験と知識をつけ精進します!!