技術職ならではライフワークバランス
どうも!ものレボの細井です。
私は機械工学を専攻してものづくりが好きでメーカーの生産技術者になりました。生産技術者としてたくさんの発明と機械を作ってきました。
ものレボ創業当時は生産設備を開発したりしていましたがここ最近会社は完全にソフトウェアの開発しかしていません。
仕事で機械に触る機会がなくなったので趣味で機械を触ることを楽しんでます。
私の趣味の一つはマウンテンバイクですが購入して9年目で直し直し乗ってます。
今までのメンテナンスは
- 錆びたネジ類の交換
- タイヤの交換
- タイヤのチューブレス化
- ブレーキパッドの交換
- ブレーキオイルの交換
- フロントハブの修理
という作業をド素人ながらすべて自分でやってきました。
自転車のメンテナンスなんかやったことないので、毎回
- 分解して現物を現認したりネットで調べる
- 部品と必要に応じて道具もそろえる
- 作業して失敗したらやり直してやっと完了
という手間がかかります。
正直お店に持って行った方が時間も含めたトータルコストは安いしプロ品質やしメリットだらけと思います。
しかし自分でメンテナンスするメリットはあります。
楽しい!
それだけです。
趣味といえども機械屋としての知見が活かせるのが楽しいです。
先日はフロントハブ(車輪の中心にある車輪の回転を支える部品)がぶっ壊れたので直しました。
フロントハブの構造は理解していないので分解しましたが、機構に関してはプロなので分解しながら頭の中で構造のポンチ画を描きます。
こんな感じ。
それぞれの部品が何の目的をもっているか、各部品のどの部分が機能するのか手にとるように分かります。
もっと複雑な機械の問題解決もやってきて各部品の目的まで理解できるので問題の特定は簡単でした。
で、今回はスペーサが潰れていました。
メーカーの品番はよくわからなかったので使える部品を見繕ってホームセンターで買ってきてサクっと修理完了。
せっかく分解したので組立時に清掃とグリスアップをして快適になりました。
こんな感じで手に職がある技術系の人は私以外にも
- 組込系の技術者が水槽や植物の水やり等をIoT化する
- 建築系の職人が庭に小屋を作る
- IT系の技術者が趣味のアプリを作る
など仕事のスキルをプライベートや趣味に活かしているのをたくさん見てきました。
もしこれを読んでいる技術者や職人で仕事のスキルをプライベートや趣味に活かしてない方がいればそれはもったいない!
一度自分のスキルをプライベートや趣味に活かしてみてはどうでしょうか。
プライベートや趣味が今より楽しくなるだけでなく、仕事も今より少し楽しくなりかもしれません。
これが技術者ならではのライフワークバランスと思います。