スケートボードをつくってみた
どうも、ものレボCOOの松下です。
タイトルのとおり、年甲斐もなくスケボーを一からつくってみました。
私自身、スケボーは中学生の頃に友達のスケボーを借りてちょこっと乗ったことがある程度でやったことがないと言っても過言ではないレベルです。
そんな私ですが、今回はインターネットの力を最大限借りて一から作り上げスケボーをつくりあげたプロセスを記述したいと思います。
(なぜスケボー?といった目的や背景を書き出すと長々となりますので今回は触れません。)
ちなみに今回私がつくったタイプのスケボーはストリートスケートボードでして、
ほかにはクルーザーボードやサーフスケートボードといったものがありますが、東京2020でオリンピック競技となったSkate Boardingで使われている種類に該当するスケボーをつくりました。
調査
まずは調査です。どんなブランドがあり、どんな特徴があって、そのカルチャーはどのように作られてきたのか?調べました。
スノボーの時もそうでしたが板が一番大切でキャラを出すのも板や!という自分の考えをスケボーにも横展し、デッキという板をまずは決めるべし!として、Instgram,Yotube,Google検索を実施しました。
また、有名どころを最終選択せずにあえて外すのが好きな私は有名どころで基礎を調べつつ、有名どころを外して調査を深ぼっていきました。
そして、調べはじめてあることにすぐに気が付きます。
デッキの種類(ブランド、サイズ、デザイン等)が半端ない数で、仮にこれが欲しいと決めても手に入れれる、入らないも加わってくる、、、
一番のデッキを決め、さらに見つけた上に、購入を成立させるのまじで無理やん!てことでした。
(そしていつも使っているAmazonや楽天に出されているデッキの種類がまじで少ない。。。人気ないんでしょうね。スケボー。)
また調査の一環でYoutubeでデッキ紹介している動画を見たりもしたのですが、見つからないデッキがある、欲しいデッキが見つかったらそれは縁がある!
的なことが言われていました。こういった状況を受け入れ、私は二つのよさげなデッキ(手に入れれそうなものと、ちょっと難しそうなもの)を決めて
次の工程へ進みました。
設計(デザイン)
デッキ、デッキ以外の部品の調査の結果、デッキ以外は購入難易度が高くなく自分の好きなようにしやすいことがわかりました。(予算はおいておき)
そこで設計(デザイン)で大切にしたことは以下二つです。
スケボーを①どう乗りたいのか? スケボーで②なにをしたいのか?です。
以下詳細)
①どう乗りたいのか:気合い入れてパークで乗るのではなく、ライフスタイルに取り入れたい
②なにをしたいのか:スケボーをやっている人と会話できるレベルのトリックをしたい(激しいのは不要でケガのリスクを最小化)
また具体の要素として、私は20代にかなりスノボーにのめり込んでいたことがあり、その時の多少のスキル遺産を使ってスノボーぽく乗れそうなデッキの要素を軸にしデザインを決めました。(要素が何かはここでは書きませんが、知りたい人はDMくださいw)
資金調達
設計(デザイン)ができたので、次はそれを実現させるための資金の調達です。
ここでふとお金を貯めて資金を調達するっていうのはなんか違うなと思い、お金を作ろうと考えました。
(昔からなのですが、趣味にお金をフルパワーでかけるのではなく何かしら工夫してそろえるのも趣味の一環にしています)
では、どうやってお金を作ったのか?
みなさんご存じのフリマアプリのメルカリで使わなくなったものを販売してお金を作りました。
なにを販売したのかというと、
具体的には、以下の過去お世話になった趣味の道具たちを販売しました。
・6年前に購入してから毎日使っていたアップルウォッチ
・10年前にスノボー用に購入したGoProとGoProをつけるセルフィー
・若かりし頃の必須アイテム野外用バカデカスピーカー
これまでにもネットを通じてなにかを販売することをそれなりにやってきましたが、今回ほどありがたく感じたことはなかったです。
その理由は、上記のものたちは結構使い古しているのですがどれも結構な価格で売ることができたからです。
部品調達
次は部品調達です。これも結構大変でした。
調達した資金内で部品をそろえるために、新品で買うものと中古で買ってもいいものを決めて、そして問題のデッキを探す。
この工程ではおもしろかったことがありまして、(スケボーに限らずなのかもしれませんが)
新品部品でも販売されているマーケットプレイスによって販売金額のばらつきが大きく、いいものを安く買うのには現状分析と運の力がいることです。
スケボー部品はほぼほぼ輸入品なので為替とか仕入れルートの違いなんだと思います。(10%-20%は余裕でブレる)
なんだかんだ探索と購入の問題視していたデッキが一番最初に見つかり、主力部品はできるだけ下ブレ時に購入できるようにメルカリの新着通知機能をフル活用してほぼほぼ新品部品で調達した予算内でセットアップすることができました。(この工程ではAmazonは使いませんでした。)
また、このブログを書く際に購入したデッキの出品を確認しましたが、販売されておらず見つかったのはまじでたまたまで調査したときの”縁”というのは本当でした。
組立
最終工程は組み立てです。
これは全くといっていいほど難しくなかったです。しいて言うならデッキに紙やすりのようなテープ貼り、それをデッキに沿ってカッターでカットするのですがそこは難しかったです。が、ミスっても修正しやすいのと、どうせぼろぼろになる箇所なのでご愛敬MAXでOK。
Youtubeが普及したおかげで品質はおいておくといくらでも組立動画が転がっていますし、そもそもスケボーはかなり単純な構造で基本的にはドライバーが使えたら組立できるレベルという特徴もあります。
さいごに
スケボーというかなりニッチな趣味のものをインターネットの力を活用して独力で作り上げました。
10年も前なら有名なショップに行かないとなにがなんだかわからない、そのショップに行こうにも近所にないから電車で1時間かけていく!といったことがあったと思います。(私が学生の頃は心斎橋に行かないとこの手のものがそろっているお店はなかったです。)
それが今では家で座って、パソコンを叩けば情報が入ってくる。(もちろん完全な情報とは限らないが)
さらに購入するための資金調達も、工夫次第で誰でも利幅を多く捻出できるようになったのもインターネットの力です。
まじでかなりすごい世界になってきていますよね。
2011年頃?マークアンドリーセンが言った「ソフトウェアが世界を飲み込む」という名言がありますが、ソフトウェアに飲み込まれずに
ソフトウェアを乗りこなせるようになれるかが、これからの時代を勝ち抜くために強く必要になるなと改めて思いました。
そして、スケボーも乗りこなせるように日々頑張っていきたいと思います。