刃物を研ぐ、ということ

こんにちは、テクノロジーチームの早崎です。

皆様が働かれている中で、ルーティンワークのようなものはありますでしょうか？
業務に限った話ではなく、日々の生活にも繋がるような…いわゆる「おまじない」のようなものです。

私は前職で機械工をしており、主に旋盤加工を担当しておりました。
楽しいことも多かったのですが、やはり神経を擦り減らすようなこともあり、心身共に自身を見失うような感覚に陥ったことが何度もあったのです。

そんな中で、自分のペースを取り戻したり、毎日の調子を図る手段として「キリを研ぐ」「バイトを研ぐ」ことをルーティンワークとして組み込んでみました。一般的に前述のものは工具研磨機等で研ぐと思うのですが、隙間時間に敢えて手で研ぐことをしてみたのです。

結果として、心身にとても良いものとなりました。

第一に、品物を加工するという絶対的な目的に対して自身の知恵を絞り、手段を講じて手を動かすという面白さがあり、
次に、工具を研ぐ際のリズミカルな動作が毎日の身体の調子を判断する指標になる、ということでした。
うまく砥げない日などは、自身でも気づかない内に身体の調子も悪かったりと。

楽しい上に身体を動かして調子を確認できるということで、自身を調整する手段として効果的だなと思ったのです。

そもそも普段はバイトはスローアウェイ、キリは工具研磨機を使っていますので、無駄といえば無駄なのですが笑
ですが、この経験が自身の加工技術の底上げに繋がったと実感することも多く、やってよかったなと思うのです。

現在はITの現場ですが、新しいルーティンを作りたいなと思ってます。
皆様にも同じようなルーティンなどありましたら、是非教えて下さい。

お読み頂きありがとうございました。