タバコとキリコ

生活,自転車

こんにちは、テクノロジーチームの早崎です。
今回は僕が旋盤工として働いていた時の、タバコとキリコにまつわる話をしようと思います。

昔はタバコを加工中に吸われている方も多かったですよね。
良いか悪いかは置いといて、令和の現在よりもタバコの存在が日常にありました。(私は非喫煙者です)

当時十代そこらで熟練工のおっちゃんらに囲まれていた私は、仕事中も休憩中もそこかしこで紫煙に包まれて過ごしてました。
そんな中、旋盤は高校時分で触っていたのですが、その時代と社会人になって何か変わったことがあるなと気づいたのです。

それは、加工中の「匂い」でありました。

鉄はもちろん、銅や真鍮、砲金にプラスチックと加工してきましたが
キリコをもりもり生み出してる最中、タバコの匂いが合わさることで甘く感じたり、はたまた苦く感じたりと結構違いがあったのです。
また、同じ材料でも荒加工、仕上げ加工でも匂いの雰囲気が変わったりと。

周りのおっちゃんらに聞いても同じようで、
タバコを吸ってても「真鍮は甘い」、「アルミは苦い、まずい」などの感想があるようでした。

加工中の切削温度は500度以上になりますので、恐らく鉄に含まれる混合物等が燃焼して臭うのでしょうか。
タバコを吸わずとも、キリコをもりもり生み出す切削中は色んな匂いがしますが、タバコの味に絡めた視点は新鮮に感じました。
とにかく、キリコとタバコを通じて色んな材料に興味を持つ切っ掛けになったんですね。

これらの出来事があってから、より「機械加工」という仕事を身近に感じることができ、
モノに慣れ親しむということを習慣付けて考えるようになりました。
それは、技術を身につける上でとても重要だったのかなと感じています。


「楽しい」はなくとも、「親しみ」を持てれば色んな道が繋がっていきました。
例えば、機械加工から機械自身に興味を持って組立工になったり、組立の経験から機械の機構に興味を持つようになり、
身近なところでロードバイクを組み始めたりと。

そのような背景から、仕事でもそれ以外でも新しいことに臨む際はまず「慣れ親しむ」ことを優先したいなと思っております。

生活,自転車

Posted by HayasakiTomoya