リモートワーク

お役立ち情報,仕事

ものレボのCTO 森松です。


皆様、リモートワークをどう思っていますか?
私自身、リモートワークを行っていて、かつ管理も行っています。
コロナ禍でリモートワークが流行し、現在はその是非は問われていると思います。
この新しいワーキングスタイルを、私の視点 [スタートアップのCTO] で従来に交えて組織活動の影響の功罪を定義したいと思います。

3種類のワーキングスタイルを考えます。

  • フルリモート
  • ハイブリッドリモート (週の半分以上出社)
  • フル出社

コミュニケーション

仕事において、報連相や他者の巻き込みは当たり前です。
コミュニケーションこそが仕事の本質と言えるでしょう。いくら仕組み化として、個々人のコミュニケーション能力は
仕事の生産性・品質に大きく影響を与えます。話すことが出来れば、リモートの影響はないと言えるでしょう。

ただし、人間関係がまだ出来ていない新入社員、積極的に会話しない人には周りからのフォローが必要です。
何に困ってるか、話し相手や内容は合っているか、聞き耳立てないとわかりません。

また、当たり前ですが、仕事ではない会話も人間関係の構築において重要です。
リモートワークは、どうしても普段通り話しにくくなります。

組織運用において、概ね以下のようになると思います。

フル出社 ≒ ハイブリッドリモート >>> フルリモート

[フル出社 ≒ ハイブリッドリモート] なのは、週半分も一緒に働ければ、会話の品質は十分だと判断しました。

生産性

仕事に100%人生をかけている人間ならば、どこに居ても仕事をするでしょう。
しかし、いつでも強固なマインドが維持できる人間は希少な部類だと思っています。

真面目に仕事する人間であっても、QOLを向上させるために
「与えられたタスク」=「自分が達成すべき事」
となり、120%を目指そうとしなくなります。
スタートアップは、急成長が伴わないと成り立ちません。100%では駄目なんです。

さらに、仕事に深いマインドセットを持っていなかったり、意思の弱い人間は
目標達成すらしないでしょう。やってないのか、やれなかったのか、把握が難しくなります。

採用やリーダーシップで、マインドを高く保って貰う環境作りは当たり前ですが
その導入のしやすさは、いくら頑張っても、フル出社に叶わないでしょう。

フル出社 > ハイブリッドリモート >>>>>>>> フルリモート

セキュリティ

当然情報漏洩リスクは上がります。
オフィスだけで留めておいた情報は、外にも出さなければなりません。
放置せず対策をすることは必須でしょう。

フル出社 >>> ハイブリッドリモート ≒ フルリモート

採用

当然、リモートが多ければ多いほど、人は魅力的な条件だと思うでしょう。

フルリモート > ハイブリッドリモート > フル出社

私は、06:30 – 09:00 まで、洗濯・掃除・ときには小学校のPTA活動を行っています。
家庭で家事を分担できるし、[通勤] という無駄な時間を省略できるのは素晴らしい事です。
就業時間そのものが増えているし、マインドを持って仕事する分はメリットしかありません。

コスト効率

スタートアップの精神はもちつつ常に120%を目指してもらいますが、個々の自律駆動を促すためには
監視システムなんて絶対に導入したくありません。

しかし、監視の精度がリモートとフル出社で同じである事はありえません。
当然、管理コストがあります。

フル出社 >> ハイブリッドリモート >>>>> フルリモート

結論

基本はフル出社の上で、状況によってハイブリッドリモードが推奨されます。
フルリモートは特別な状況がない限り許可しないようにしたい。

やはり、スタートアッパーとして何より大切なのはマインド。
いくら、ITの最新技術で仕組みで縛ろうと、人間の本質において、デジタル思考なんて無理です。
そのマインドを育てる為にも、アナログな対面は非常に重要。

ものレボでは

ベトナムの開発チームをリモート運用しています。
数字を見ていてよくわかりますが、個々人によってマインドの上下が激しく、生産性も上下しています。

そこで、フルリモートからハイブリッドへ移管しようとしています。
運用をもっと具体的に見える化し、120%コミッターを増やしたい。
僕自身が行く機会も増やし、もっとアナログな部分を強化したい。

フルリモートダメ。絶対。あ、私はフルリモートだ。