礼に始まり礼に終わる

生活

はじめまして、セールス担当の福山です。

「ものレボ」はメーカー出身者が多い中で、僕は元バンカーという異色の経歴です。

大学卒業後、銀行に就職し通算で13年間、営業一本でやってきました。今もセールス担当としてものレボの最前線でお客様と楽しくトークしながらセールス業務を楽しんでます。

このブログを書きながら、「なんで営業が好きなのかな~??」と考えてました。自分の性格も関わってくるのですが、根本的に僕は「人が好き」ってことが答えでした。具体的には人のエモーショナルなところが好きなんです!!

一人一人に個性があり、外部環境の変化・心情の変化によって感情が変わります。要は人付き合いには100%の正解がなく、このように答えのないところに自分の人間性をもって道を探していくことが楽しいんです。

このような考えに行き着いたルーツは僕の趣味でもある「剣道」にあります。

剣道は6歳からはじめ、今まで飽きることなく継続してまして、社会人になってからは母校である立命館大学体育会剣道部のコーチとして土日は学生と稽古をしてます。剣道歴はかれこれ30年になります。学生時代には特に有名な選手でもなかったですが、日々精進するために稽古に励んでいたら、いつの間にか30年経っていました(笑)

なぜ30年も飽きずに続けられているかというと、人付き合いと同じで剣道にも正解がないんです。如何に若くて、体力がある剣士だったとしても、体力的に劣る高齢の熟練した剣士には勝てなかったりします。そこには体力以外に気力・技術・精神力のような要素が関わり、加えて動きの中に生まれる隙や心の隙を付くという長年の稽古で培った経験・感覚という要素も関わってきます。ひじょ~~に奥が深いんです。

個人戦、団体戦であっても常に1対1の勝負。初見の相手と剣(竹刀)を交え攻め合いを行い、相手の剣風(性格)や呼吸を探り、有効的な打突の機会をうかがいます。そして、剣道は礼節を重んじるので、相手に敬意を表し常に礼に始まり礼に終わります。勝敗よりも礼儀・礼節が重要で、剣道を通じて自分という人間が形成されたと言っても過言ではないです。

剣道の精神や試合・稽古について抽象度を上げていくと、面白いことにまるで営業と同じなんです。ビジネスにおいて、営業(セールス)を勝ち負けのみで考えると上手いこといきませんし、お客様との関係も長続きしません。

まずはお客様に感謝の気持ちが必要で、弊社製品に興味を示してくれたり、製品説明の時間を頂戴したり、電話対応やメール返信など、一見当たり前と思っていることに感謝の気持ちを持つよう心がけてます。

当然、ビジネスなのでお客様のニーズが満たせなければ商談は成立しませんが、人のエモーショナルな部分も決して疎かにしてはいけません。お客様に敬意を表し礼を尽くし、お客様一人一人に合わせた適切な対応を心がけ、限られた時間の中で最大限のバリューを出すことが肝要と考えてます。

すべての関わりのある方々に『感謝』の気持ちを忘れず、今年も1年間頑張りま~す。

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Posted by FukuyamaTatsuya